人は猿のネオテニー

賛否両論の進化論ですが、その中に興味深い仮説があります。

人は猿のネオテニー(幼形成熟)だという説です。

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人とチンパンジーの赤ちゃんは頭蓋骨の形がほとんど変わりません。

しかし成長するとチンパンジーの頭蓋骨はとても変化して、「猿」顔まっしぐらに成長します。

一方人間の成人はチンパンジーと比べると赤ちゃんとほとんど変わらずに大きくなります。

 

赤ちゃんの形質を残したまま成長するように変化(進化)することを、「ネオテニー」といいます。

この仮説では、人は猿がネオテニー的に進化した(ネオテニー的な遺伝子が生き残った)ものだと結論づけています。

他にもネオテニーを示す証拠として、人の体毛が薄いことや、性成熟までの期間が長いことが挙げられています。

 

人間の顔は成長期を超えても変わり続けますが、恐ろしいことにその変化の仕方がチンパンジーの顔の成長と一致します。

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これは成長ホルモンが極端に出る「末端肥大症」の患者です。

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末端肥大症では変化が極端ですが、程度の差はあれほぼどんな人にもにこのような顔の変化が現れます。

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眼の周りの骨や、頬骨や中顔面やあごが伸び、鼻がごつく広がって、額が斜めに後退したようになります。

まさにチンパンジー化そのものです。ついでに全身の毛も濃くなりますね。

 

このことからも、ネオテニー仮説は非常に有力だといえます。

完全にこの説どおりというわけではないでしょうが、概ね当たっていると考えておくのが妥当です。

人間の寿命が300年になったらチンパンジーそっくりになるのかもしれません・・w

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